三河木綿の特徴
「千二百年の伝統が織り成す、美しい“三河縞”と爽やかな藍色」
美しい“三河縞”と爽やかな“藍色”が特徴の三河木綿。この“三河木綿”の産地である愛知県三河地方は、明治から戦前にかけて、“三河木綿”の名で全国に知られていきました。
豊かな自然が育む良質の綿を、精錬・染色・織り・縫製と、それぞれの技を磨いた職人たちが丹精込めて仕立てたこだわりの寝具です。
伝統と革新の融合 三河木綿多重ガーゼ
三河木綿多重ガーゼの特徴は、やわらかさ。
このやわらかさは、選び抜いた素材と技術により生み出されます。
三河木綿の多重ガーゼは、何層もの組織を一度に織り上げるため、生地と生地の間に空気をたっぷり含んでいます。この空気の層が、ふんわりとしたやわらかさの秘密です。
木綿の良さを封じてしまう柔軟剤は一切使いません。また、天然屋がこだわったのは、三河木綿独特の今までにないボリューム感となめらかな肌ざわり。6重の層を一度に織り上げる「同時織り」の手法は愛知県蒲郡産地の独自に生まれた高度な技術でふっくらとしたボリューム感を実現しました。
三河地域は、精錬・染色・織・縫製 それぞれ専門の職人が集まる繊維の町です。
天然屋の三河木綿多重ガーゼは、裁断、縫製作業も全て手仕事により丁寧に作られております。安心してお使いいただけるよう、商品一枚一枚に傷がついていないか、全て目で点検しています。
品質に関係なく、安さだけを追求した製品開発に疑問を感じていました。ものづくりに携わるなら人の体に本当に良いものを作りたい。私たちは三河木綿という伝統のある天然素材があります。この魅力を最大限に生かした今までにはない寝具を作りたいと思いました。
我が社がこだわったのは、三河木綿独特の今までにないボリューム感となめらかな肌ざわり。この二つの課題を達成するべく、何度も試作を行いました。
6重ガーゼケット編
外側のガーゼ生地の糸はいろいろな細さの糸で試した結果、下着に用いる糸を使いました。通常これはタオルケットには使われにくい細さですが、糸が細くなる程、肌ざわりがなめらかになります。安心感を与える肌ざわりを突き詰め、60番手という細い糸を使う結論に至りました。織り方も寝具の場合、3重か4重がさねですが、「今までにないボリューム感」を実現すべく、6層同時に織り上げる手法を採用。外側と内側の糸の細さが違うため、糸に力をかける際の微調整が必要となります。途中、力の加減が分からず、何度も糸が切れたり、完成してもボリューム感が足りず、何度も試行錯誤を重ねました。
ふわふわ麻わた敷パット編
中綿をポリエステル素材にしてしまうのでは三河木綿の価値を落としてしまうと
思っておりました。天然素材のわたで、尚且つ洗濯機で洗えるものでなければというこだわりが捨てられず商品化までに時間を要しました。そんな中洗える麻わたの存在を知りました。天然素材なのに、洗濯してもちぎれず、天然わたとしては画期的で、夏の寝具には最適な材料です。綿(めん)と比較しても、発散性、放湿性に優れており、敷パッドとして使用したときに、寝汗をすばやく吸収して、湿気を瞬時に空気中に放出できるからムレません。
さらに、クッション性を向上させるために、立体メッシュの敷パッドそのものを裏生地として使用しました。